2017 ②
しっかりトレーニングもして、準備万端で向かった2017年ツアー
第1戦は、ベルズのSubway pro junior #1だった。
憧れの地、ベルズビーチ
波のサイズもあって、自信満々で臨んだ初戦
ところが、17位という結果
ここで、すこし考えが甘かったと感じたかもしれない。
でも、まだ初戦、気にしてなかった。
次は、スポンサーさんでもあるCARVE PRO
去年、リオは、スポーンサーワイルドカードをいただいた大会だった。
CARVEのボスも、応援してくれてた。
でも、ここでも、また17位という結果
AUS第3戦は、プロジュニアSUBWAY Pro junior #2
ここでも、またしても17位だった。
なかなかベスト16に入れないという壁。
リオにとって、とてもとても大きな壁だった。
そして、何より、初めて体験することばかりだった。
負けても負けても、大会が立て続けにあり、
バリで育ってきたリオにとっては、初めての体験だった。
なかなか上手く行かない状況の中、自分でもがいてもがいて
それでも、なかなかこの負のサイクルから、抜け出し方がわからず、彷徨っていた。
自分で自信満々で挑んだだけに、ダメージも大きかった。
まぁ、よく考えると、こうなることは予想できたかもしれない。
なぜなら、リオは去年のラインキングを持っていなかったからだ。
つまり、リオはランキングビリってこと。
ということは、去年のランキング上位と当たることになるわけだ。
しかも、相手は、強豪オーストラリアジュニア。
そりゃぁ、簡単には勝てない訳であった。
リオは、現地でクイックのチームマネージャーや、チームメイトにお世話になった。
ここは、もう私が出る幕ではなかった。
遠く離れている私が言っても、何の意味もなかった。
むしろ、余計なお世話だった。
だから、もう、周りのみんなにお任せするしかなかった。
そして、次の試合
Telstra Stores Tweed Coast Proでとうとう1コケしてしまった。
そしたら…
リオ、泣きながら電話をしてきた。
もうバリに帰りたい…と。
もう、嫌だと…
さすがの私も何も言えなかった。
うん…うん…って聞いてあげることしかできなかった。
いつも怒ってる母さんだけど、怒れなかった。
このままだと、リオ、潰されちゃうって思った。
だから、あと1戦あったけど、もう帰っておいでって言った。
次の試合も出れるかわからなかったし。
でも、マネージャーさんに言ったけど、断られた。
でも、次の試合まで、他の皆は試合出てたけど、
リオは、パスして、少し時間を空けた。
帰れないなら、とにかく1回リフレッシュしてもらいたかった。
でも、近くに見守っていない母さんには何も言う資格もない。
ただただ見守るしかなかった。
多分ね、この時、髪の毛切ったかもしれない。
よくわからないけど、写真みると髪の毛短いから、切ったんだな。
そして、今回の試合最後の試合 NIB Pro Junior
プロジュニアの試合は、ライブ中継がなかったから、
もう結果が出るまで、待つしかなかった。
また1コケしちゃったどうしよう…って気が気じゃなった。
Round1で13.50p
Round2で11.10p
Round3で17.50p
QFで15.75p
SFで17.90p
ファイナルで12.15p
2番だった。
これ見た時、母さん、泣いた。
あれだけ落ちてたのに、よく吹っ切れたね。
このリオのとびっきりの笑顔見た時、本当に母さん嬉しかった。
本当に本当に良かった。
リオは、きっと1つ大きな山を守り超えることができたんだよ。
すごいよ!
ほんとえらいよ。
よく一人で頑張ったね。
じゃないね、周りのみんなが、励ましてくれたおかげだね。
そして、これで1か月の遠征が終わって、一度バリに戻るのでした。
つづく...
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