伊勢志摩プロジュニア

前回、書くのを忘れてしまったけど

ここ数か月は、家に1日24時間いることがないくらい、トリップを詰め過ぎてしまった。

でも、どの大会も、大事だったから、欠かせることはできなかった。

だから、1つ私も付き添いで大会に行ったんです。

1つでも一緒に行ってあげられたら、少しは楽になるかなって思って。

それで、スンバワトリップを頑張って記事にしようと思ったらね、

ネット状況が全く良くなくて、断念してしまいました。

ごめんなさい。

でもね、結局、いろいろあって、私あっちで1日ダウンしちゃったんです。

それで、リオにだいぶ迷惑かけてしまい、何しに行ってんだか…反省。

結局良い成績を残すことができず、試合終了後、急いでバリ島に戻ってきました。

あ…こんなこと書いてたら、また長文になってしまうので、このことはまた機会があったら。

まぁ、そんなこんなで、だいぶ疲労がたまり、日本の1つ前の大会、フィリピンでリオはダウン。

しかも、孤島で大会だったから、大した病院もないとか言い出して、

病院に行けず、だいぶボロボロのまま大会参戦し、そのまま日本へ行かせました。

本当は、バリに戻そうと思ったんですけど。

心身共に疲れ切っての日本入りだったけど、サポートしてくださった守城さんやお友達のおかげで、

だいぶ回復した状態で、伊勢志摩に行くことができました。


第1戦で、優勝はできなかったけど、2位食い込むことができて、多少の気持ちの余裕はありました。

ところが、伊勢志摩に到着すると、波が…ない…

私は、去年、波に苦戦した思い出があったので、若干不安になったけど

大丈夫!波情報みたら、大会の日だけ絶対波あるから!!!って思っていました。。

でも、本人は、もうここまでくると、波があるとかないとか何も言わなくなります。

今年1年、散々いろんな波での大会を経験してきました。

トップサーファーが、どんな波でもハイパフォーマンスしているのを、自分の目で見てきましたから。

波がどうとか言ってるレベルのコンペティターは、勝てないんです。

みんな、どんな波でも対応できるように、いつも練習してるんです。

だから、リオの印象は、でかい波ならいい波なら勝てる?だと思われがちですが、

そんなの関係ないのです。

でかい波でもいい波でも、勝ててないですから、実際。


とにかく、体の調子が戻りつつあり、伊勢入りする前に、相当練習したようです。


おれ、超ラッキー!小波用のボード、超調子いいからって言ってました。

ただ、フィリピンから行ったので、日本用のボードは1本のみ。

とにかく、折らないように気を付けるだけ。

おれ、絶対優勝する!と言い切りました。

私は、リオと性格が真逆なので、この自信満々さが逆に不安になります。

でも、散々家にいる時に、言い聞かせているので、もう信じるしかありませんでした。

あまりに言うと、逆に自信無くしちゃいますから…

自信は無さすぎもだめ、ありすぎもダメ、その配分は、人それぞれ。

前回の記事でも書いたように、私はリオに教わったので、

とにかく、ファイナルまで残れれば、確実にWJC出場権取れると思うからってだけ伝えました。

でも、ほんと、ポイントの差は少しなので、大会が終わるまで、もう不安いっぱい。

誰が勝ってもおかしくないレベルです。



なんとかファイナル進出

優勝なんて考えず、2位でいいから確実にラウンドアップを狙って行けばいいんです。





ファイナルでは


先に、他の選手に先手を打たれました。

正直、もう優勝は無理だと思いました。

だって、もう7点と8点揃えられちゃいましたから。

しかも、リオ、ライトの波でエアー狙いで行ったんですよ。

でも、このヒート、どう考えてもレフトの波の方が良かったんです。

だから、口悪いけど、アホか!!!

正々堂々、レフトで勝負しろ~!!!って思いました。

でも、2本目乗った時、自分で察知したんでしょうね。

今回の運は自分にあるって。

そこからは、自分を信じてエアー攻め。

おもしろいようにエアーが決まる。

そして、優勝




でも、きっと、あの攻め方は、見る人によっては批判もあると思います。

あの大会のレポートをいくつか読ませていただいたけど、

リオの得意のエアーで…とか書いてくださったけど

全然得意じゃない!

リオは小さい時から、バリ島のリーフで練習してきて、いつの日か、僕はパワーサーファーになりたいと言い出し、周りの皆はエアーをし始めたのに、なかなかせず。

そのうち、あまりにもしないもんだから、エアー得意の子に勝てなくなってきた。

先輩方には、なんであそこでエアーしないんだ!と何度も怒られた。

リオは長男気質なため、失敗を恐れるというコンペティターにとっては弱点?な性格だ。

だから、リスクの高い技をしたがらない。

今年、本格的にQSイベントを廻らせていただいて、改めてエアーの重要性を実感。

それから、エアー対応のボードをオーダーするようになった。

基本、私は、試合中にエアーをしろ!なんて言いません。

だって、得意技じゃありませんから。

練習でできないものは、試合で絶対するな!!!ですから。

でも、今回は、千葉で練習して、相当自信があったんだと思います。

ほぼ100%でファイナルは決まっていました。

初めて、自分でエアーで勝てるという自信がついたことでしょう。

今回はこれでいいんです。

形がどうであれ、攻め方がどうであれ、試合でエアーを決められるという自信さえ得られれば。

だれかのレポートには、エアーに頼りすぎっていう言葉もありました。

そうです!

エアーの力はそれくらい偉大なんです。

必殺技なんです。

今まで、エアー1発に負けさせられてきたリオが一番わかっています。

リオは、漢字が読めないので、日本語のレポートは読めません。

私が読んでしっかり受け止めています。

でも、今回はリオにそれを伝えていません。

試合でエアーを高確率で決められる!という自信を壊したくありませんから。

まだ18歳

サーフィンもまだまだ未完成。伸びしろいっぱいあるって思ってます。

だから、もう少し、見守っていただきたく思います。

いつか皆さんに認められるようなサーファーにしますから。

これからも、よろしくお願いいたします。










WAIDA Brothers

Rio Waida / 和井田理央★ Ryuki Waida /和井田龍貴 Diary by Mother BALI-Indonesia

0コメント

  • 1000 / 1000